インビザラインとは?メリットや治療の流れ、費用も

こんにちは。松山市小栗の歯医者「小栗歯科」です。

インビザラインのマウスピースを装着する女性

近年、目立たずに矯正できる方法として注目を集めているのがインビザラインです。透明なマウスピース型の矯正装置を使用するため、見た目を気にすることなく日常生活を送れる点が大きな魅力です。

しかし、インビザラインにはメリットだけでなく、知っておくべきデメリットも存在します。

本記事では、インビザラインとはどのような治療法なのかをはじめ、そのメリット・デメリット、治療の流れや費用などについて、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

インビザラインとは

インビザラインのマウスピース

インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、透明なマウスピース型の矯正装置を使った矯正法です。ワイヤーやブラケットを使わず、薄く透明な素材で作られたアライナーと呼ばれるマウスピースを段階的に取り替えながら歯並びを整えていきます。

治療においてはまず、歯科医院でスキャンした歯型データをもとに、コンピューター上で歯の移動をシミュレーションします。その後、最終的なゴールに向けて、複数のマウスピースを順番に装着していきます。

マウスピースは食事や歯みがきの際には取り外すことができ、1日20〜22時間程度着用して治療を進めます。そのため、生活の中でのストレスが少ない点が大きな特徴です。

また、インビザラインは全体矯正だけでなく、前歯のみの部分矯正にも対応できるため、患者さまのニーズに応じた柔軟な治療計画を立てることが可能です。矯正に伴う痛みも少ないとされており、見た目に配慮しながら歯並びを改善したい方にとって魅力的な選択肢となっています。

インビザラインのメリット

インビザラインのメリットイメージ

インビザラインには、従来のワイヤー矯正にはない数多くのメリットがあります。見た目に配慮しながら歯並びを整えたい方にとって、非常に魅力的な治療方法といえるでしょう。

ここでは、インビザラインならではのメリットを詳しく解説します。

透明で目立たない

インビザライン最大の特徴は、装着していてもほとんど目立たないことです。透明なマウスピースを使用するため、近くで見ても気づかれにくく、人前に立つ機会が多い方でも安心して矯正を続けることができます。

これは、矯正治療中であることを他人に知られたくない方にとって大きなメリットです。

取り外し可能

食事や歯みがきの際にマウスピースを取り外すことができるため、普段通りの食生活が送れます。食事制限が少なく歯磨きも通常どおり行えるため、口腔内を清潔に保ちやすいです。

虫歯や歯周病のリスクを最小限に抑えながら矯正治療を進められる点も、インビザラインの大きなメリットといえます。

痛みが少ない

インビザラインは、ワイヤー矯正などで感じるような強い痛みや違和感が少ないとされており、ストレスを感じにくいのが特徴です。違和感は最初の数日間だけで、すぐに慣れることが多いです。

ただし、痛みが我慢できないほど痛い場合や長く続く場合は、すぐに医師に相談しましょう。

治療計画を可視化できる

インビザラインでは、治療開始前にコンピューター上で歯の動きを3Dシミュレーションできます。これにより、最初に治療のゴールが確認できるため、患者さま自身もモチベーションを保ちやすくなります。

治療中の進捗も確認できるため、安心感を持って治療を受けられるでしょう。

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリットイメージ

インビザラインは多くのメリットを持つ治療法ですが、すべての人にとって完璧な選択肢というわけではありません。治療を始める前に、デメリットや注意点を理解しておくことも大切です。

ここでは、インビザラインの主なデメリットについて詳しく紹介します。

装着時間を守る必要がある

インビザラインは、1日20〜22時間以上の装着が推奨されています。装着時間を守らないと治療計画通りに歯が動かず、期間が延びたり仕上がりに影響が出たりすることがあります。取り外しができる利便性がある一方で、自己管理が求められる点は注意すべきポイントです。

適応できない症例がある

インビザラインは、軽度から中程度の歯列不正の治療に用いられることが多いですが、重度の不正咬合や骨格に問題がある場合など、治療が難しいケースもあります。全ての矯正希望者がインビザラインで治療できるわけではなく、事前の精密検査と歯科医師の判断が重要です。

紛失や破損のリスクがある

マウスピースは取り外し可能なため、紛失したり誤って破損したりするリスクがあります。特に、外食時や旅行中など、普段と違う環境では注意が必要です。マウスピースを紛失すると治療計画に遅れが出る可能性もあるため、保管方法にも気を配る必要があります。

違和感を覚えることがある

初めてマウスピースを装着した際や、新しいアライナーに交換した直後は、軽い違和感や締めつけ感を覚えることがあります。

ただし、多くの場合、数日以内に慣れるため大きな問題になることは少ないでしょう。違和感が続く場合は、担当の医師に相談することが大切です。

インビザライン治療の流れ

インビザライン治療の流れを説明する歯科衛生士

インビザラインによる矯正治療は、ワイヤー矯正とは少し異なるプロセスで進められます。初診からマウスピース作製、実際の矯正、そして保定に至るまで、それぞれの段階で重要なポイントがあります。

ここでは、インビザライン治療のおおまかな流れについて、順を追ってご紹介します。

カウンセリング

まずは歯科医院でカウンセリングを受けます。ここでは、歯の状態を確認したり、悩みや希望するゴールについてお聞きします。また、インビザラインが適応できるかどうかの簡単な診断も行われます。疑問点や不安な点は、この段階でしっかり確認しておくことが大切です。

精密検査とシミュレーション作成

インビザライン治療に進む場合、レントゲン撮影、口腔内写真撮影、歯型スキャン(または印象採取)などの精密検査を行います。これらのデータをもとに、専用ソフトで治療シミュレーションを作成し、歯の動きや最終的な仕上がりを確認します。

マウスピース作製・装着開始

シミュレーション結果に基づいて、患者さま専用のマウスピースが作製されます。完成したマウスピースを受け取ったら装着を開始します。

マウスピースは1〜2週間ごとに交換し、徐々に歯を動かしていきます。装着時間をしっかり守ることが、スムーズな治療につながります。

定期的なチェックと調整

治療中は、定期的に通院し、歯の動きが計画通りかどうかを確認します。必要に応じて追加のマウスピース作製や微調整を行うこともあります。自己判断で通院を怠ると、治療結果に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

保定期間

目標とする歯並びに到達した後は、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用して歯の位置を安定させます。保定期間を怠ると、せっかく整えた歯並びが元に戻る後戻りが起こるリスクがあるため、医師の指示に従いしっかり保定を続けましょう。

インビザラインの費用

インビザラインの費用イメージ

インビザライン治療を検討する際、最も気になるポイントのひとつが費用です。インビザラインは基本的に自由診療となるため、保険が適用されず全額自己負担になります。費用は治療範囲や使用するプラン、医院ごとの設定によって大きく異なります。

ここでは、インビザライン治療にかかる主な費用について詳しく解説します。

基本的な治療費用の目安

インビザラインの治療費用は、一般的に70万円から100万円程度が目安とされています。全体矯正の場合は高額になりやすく、前歯だけなど部分矯正であれば30万円〜50万円程度に抑えられることもあります。

ただし、これらはあくまで目安であり、歯科医院によって設定料金に幅があります。事前に見積もりをしっかり確認することが重要です。

その他にかかる費用

治療費以外にも、初診料、精密検査料、マウスピースの再作製費用、リテーナー代などが別途必要となる場合があります。また、治療終了後の保定期間中にかかる費用についても事前に確認しておきましょう。

これらを含めたトータルコストで比較することが、後悔しないクリニック選びにつながります。

まとめ

インビザラインで歯列が整い笑顔になる女性

インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置を用いて、目立たずに歯並びを整えることができる革新的な矯正方法です。従来のワイヤー矯正と比べて見た目や快適性などに多くのメリットがありますが、自己管理の必要性や適応症例に限りがある点には注意が必要です。

治療の流れや費用についても事前にしっかり把握し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

インビザラインに興味がある方は、まず信頼できる歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。美しい歯並びと自信に満ちた笑顔を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、松山市小栗の歯医者「小栗歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、地域密着型の歯科医院として、松山市の地域虫歯0を目指して患者様に常に向き合った治療を心がけています。予防歯科や矯正治療・小児矯正に力を入れながら、一般歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも対応しています。

当院のホームページはこちら初診診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。