インビザライン ファーストの費用を徹底解説|内訳・追加費用・安くする方法までわかる
2025.08.15
こんにちは。松山市小栗の歯医者「小栗歯科」です。
お子さまの歯並びが気になり、「いつ矯正を始めるべきか」「費用はどのくらいかかるのか」とお悩みの保護者の方も多いのではないでしょうか。
子どもの成長に合わせた矯正選びは、将来の健康にも関わる大切な選択です。しかし、費用面も大きな不安要素であり、事前に全体像を把握しておかないと、後から予想外の出費に驚くことにもなりかねません。
この記事では、子ども向けマウスピース矯正「インビザライン ファースト」の費用相場や詳しい内訳、追加費用が発生するケースについて解説します。
医療費控除などを活用して費用負担を抑える方法もご紹介するので、お子さまの矯正治療を検討している方はぜひ参考にしてください。
インビザライン・ファーストとは
インビザライン・ファーストは、透明なマウスピース型の矯正装置を用いた小児向けの矯正治療です。従来のワイヤー矯正とは異なり、目立ちにくく取り外しが可能なことが特徴です。
主に歯並びや噛み合わせの改善を目的としており、成長期の子どもに適した設計となっています。治療は段階的に進み、歯の動きに合わせてマウスピースを交換していきます。
適応年齢と対象となる子ども
インビザライン・ファーストは、主に6歳から10歳前後の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さまが対象となります。顎の成長を利用して歯並びや噛み合わせを整えるため、早期の矯正が望ましいとされています。
ただし、すべての子どもに適応できるわけではなく、歯や顎の状態によっては他の治療法が勧められる場合もあります。
従来の小児矯正との違い
従来の小児矯正では、ワイヤーやバンドを使った装置が一般的でしたが、インビザライン・ファーストは透明なマウスピースを使用するため見た目が気になりにくいという利点があります。
また、取り外しができるため、歯磨きや食事の際の負担が少ない点も特徴です。ただし、装着時間を守る必要があり、自己管理が求められます。
インビザライン・ファーストの費用相場
インビザライン・ファーストの費用相場について、治療全体の平均的な費用、他の小児矯正との比較を詳しく解説します。
治療全体の平均的な費用
インビザライン・ファーストの治療費は、全国的な相場としておよそ40万円から60万円程度が一般的とされています。
この費用には、診断料や装置代、定期的な調整料などが含まれる場合が多いですが、追加で保定装置代や再診料が必要となるケースもあるため、事前に確認することが大切です。
他の小児矯正との費用比較
従来のワイヤー矯正や床矯正と比較すると、インビザライン・ファーストはやや高額になる場合が多いです。
ワイヤー矯正は30万円から50万円程度、床矯正は20万円から40万円程度が一般的な目安です。インビザライン・ファーストは目立ちにくさや取り外しの利便性といったメリットがありますが、費用面も含めて総合的に検討することが重要です。
インビザライン・ファーストの費用内訳
インビザライン・ファーストの費用内訳について、治療開始から保定期間までにかかる主な費用項目とその内容を詳しく解説します。
カウンセリング費用
治療を始める前に、歯科医師とのカウンセリングを受ける必要があります。ここでは、歯並びや噛み合わせの状態、治療の流れや費用について説明を受けます。
カウンセリング費用は無料の場合もありますが、有料のクリニックもあるため、事前に確認しておくと安心です。
精密検査・診断の費用
治療計画を立てるために、レントゲン撮影や口腔内写真、歯型の採取などの精密検査が行われます。これらの検査費用はクリニックごとに異なりますが、治療の正確性を高めるために必要な工程です。
マウスピース作製費用
インビザライン・ファースト専用のマウスピース(アライナー)を作製する費用が発生します。患者様一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで作られるため、費用の大部分を占めることが一般的です。
治療中の通院・調整費用
治療中は定期的に通院し、歯の動きやマウスピースの適合状態を確認します。通院ごとに調整費用がかかる場合や、治療費に含まれている場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
リテーナー(保定装置)の費用
歯並びが整った後は、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を使用します。このリテーナーの作製費用も別途かかることが多いです。
保定期間の通院費用
保定期間中も定期的な通院が必要となり、その際の診察費用が発生します。保定期間の通院費用が治療費に含まれる場合と、別途必要な場合があるため、治療前に確認することをおすすめします。
インビザライン・ファーストで追加費用が発生するケース
インビザライン・ファーストの治療では、基本費用以外にも追加費用が発生する場合がありますので、主なケースについて詳しく解説します。
マウスピースの破損・紛失時の費用
治療中にマウスピースが破損したり紛失した場合、再作製には別途費用がかかることがあります。多くのクリニックでは一定回数まで無料対応を設けている場合もありますが、回数を超えると有料となることが一般的です。
費用や対応回数は医療機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
治療期間が延長した場合の費用
治療計画よりも期間が長引いた場合、追加の診察料やマウスピース作製費用が必要となることがあります。特にお子さまの成長や歯の動き方によっては、計画通りに進まないケースも考えられます。
治療前に延長時の費用体系について説明を受けておくことが大切です。
虫歯や歯周病治療が必要になった場合
インビザライン・ファーストの治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合、矯正治療とは別に治療費が発生します。
これらの治療は保険適用となる場合もありますが、矯正治療費には含まれないため、別途費用がかかる点に注意が必要です。
リテーナーの再作製が必要な場合
矯正治療後に使用するリテーナー(保定装置)が破損・紛失した場合や、再作製が必要になった場合も追加費用が発生します。リテーナーの費用や保証内容はクリニックごとに異なるため、事前に確認しておくことが望ましいでしょう。
インビザライン・ファーストの費用を安く抑える方法
インビザライン・ファーストの費用をできるだけ抑えるための具体的な方法について解説します。
医療費控除の活用方法
インビザライン・ファーストの治療費は、条件を満たせば医療費控除の対象となることがあります。確定申告時に医療費控除を申請することで、所得税の一部が還付される可能性があります。
治療費の領収書や明細書は必ず保管し、控除の対象となるか事前にクリニックや税務署に確認しておくと安心です。
デンタルローンや分割払いの利用
一度にまとまった費用を用意するのが難しい場合、デンタルローンやクリニックが提供する分割払い制度を利用する方法もあります。無理のない範囲で月々の支払いに分散できるため、家計への負担を軽減できますが、金利や手数料についても事前に確認しておきましょう。
治療期間を延ばさないためのポイント
治療期間が延びると追加費用が発生する場合があります。治療計画を守り、定期的な通院や指示されたケアを怠らないことが、結果的に費用を抑えるポイントとなります。
疑問点があれば早めに担当医に相談しましょう。
正しい装着方法で追加費用を防ぐ
アライナーの装着方法を守らないと、治療が計画通りに進まず追加費用が発生することがあります。
毎日決められた時間きちんと装着し、紛失や破損を防ぐための注意点も守ることが重要です。正しい使用方法については事前に十分な説明を受けておきましょう。
インビザライン・ファーストの治療を始める前に知っておきたいこと
インビザライン・ファーストで治療を始める前に、費用だけでなく治療の流れや家族との話し合いなど、事前に知っておきたい大切なポイントについて解説します。
治療の流れと期間の目安
インビザライン・ファーストは、主に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)のお子さまを対象としたマウスピース型矯正装置です。
治療の流れとしては、まず歯科医院で精密検査とカウンセリングを受け、治療計画が立てられます。その後、専用のマウスピースが作製され、装着を開始します。
治療期間は個人差がありますが、一般的には1年から1年半程度が目安とされています。定期的な通院で進捗を確認しながら、必要に応じてマウスピースの交換や調整を行います。
費用以外に確認すべきポイント
費用に加えて、治療を始める前に確認しておきたいのは、通院頻度や治療中のケア、マウスピースの紛失時の対応などです。
また、治療後の保定装置(リテーナー)の有無や追加費用の有無も大切な確認事項です。矯正治療は長期にわたるため、途中での転院や治療中断時の対応についても事前に確認しておくと安心です。
家族や子どもと話し合うべきこと
インビザライン・ファーストはお子さま自身の協力がとても重要です。毎日決められた時間装着する必要があるため、治療に対する理解と意欲を家族で共有することが大切です。
また、学校生活や習い事への影響、食事や歯磨きの方法など、日常生活での変化についても事前に話し合い、お子さまが安心して治療に臨めるようサポートしましょう。
まとめ
インビザライン・ファーストは子どもの歯並びを整えるマウスピース矯正で、費用相場は医院によって異なりますが、主に治療費や診断料、調整料などが含まれます。
追加費用が発生する場合もあり、再診や装置の再作成などが該当します。治療前には費用の内訳や追加費用の有無を事前に確認し、納得した上で始めることが大切とされています。
インビザライン・ファーストを検討されている方は、松山市小栗の歯医者「小栗歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、地域密着型の歯科医院として、松山市の地域虫歯0を目指して患者様に常に向き合った治療を心がけています。予防歯科や矯正治療・小児矯正に力を入れながら、一般歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも対応しています。