根管治療はなぜ長い?治療が長期化する理由と円滑に進めるポイント
2026.01.31
こんにちは。松山市小栗の歯医者「小栗歯科」です。

「根管治療は時間がかかる」「何度も通院しなければならない」と聞き、治療に不安や疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。実際に、根管治療はほかの歯科治療と比べて治療期間が長くなりやすく、途中で通院をやめる方も少なくありません。
この記事では、根管治療が長くなりやすい理由や治療の流れ、治療をスムーズに進めるためのポイントについて解説します。根管治療に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
根管治療とは

根管治療とは、歯の内部にある神経や血管が通っている根管が、細菌に感染した際に行われる治療です。虫歯が進行して神経に達すると、歯の根の先に膿が溜まる可能性が高くなります。放置すると、周囲の骨まで炎症が広がり、最終的には歯を失う恐れがあります。
炎症を食い止め、根管内の細菌や感染物質をきれいに除去するのが根管治療です。洗浄後は、再感染を防ぐために薬剤を詰め、被せ物を取り付けます。根管治療は、ご自身の歯を残すための大切な治療といえるでしょう。
根管治療はなぜ長い?

根管治療は治療期間が長いといわれる理由は、治療を1回で終わらせられないからです。根管内は複雑な形をしており、曲がっていたり枝分かれしたりしています。再感染を防ぐためには、枝分かれしている根管のすみずみまで洗浄し、綺麗にする必要があります。
そのため、根管治療は少なくとも3~4回通院しなければならず、1ヶ月〜3ヶ月ほどかかる場合もあるのです。無理に短期間で治療をするよりも、丁寧に洗浄と消毒を繰り返すことが重要な治療です。
根管治療が長くなるケース

もともと根管治療は長くなりやすい治療ですが、さまざまな理由で長期化するケースもあります。ここでは、根管治療がさらに長期化する理由を紹介します。
複数の根管がある
奥歯には複数の根管が存在します。なかには、非常に細く入り組んだ管もあり、細菌を取り除くために治療が長期化することもあります。
根管の形状には個人差があり、1ヶ月程度で治療が終わる方もいれば、3ヶ月近く治療が続くケースもあるでしょう。
虫歯が重度になっている
虫歯が重度に進行すると、根管治療が長期化する原因となります。虫歯が重度になると、炎症が大きかったり膿が溜まったりして、治療が難しくなるためです。
通院のペースを守れていない
治療をスムーズに完了させるためには、歯科医院と患者さまの協力が不可欠です。しかし、仕事や家事・育児などの都合で通院の間隔が空くと、治療が長期化することがあります。
通院の間隔が空いて細菌が再び増えると、再度洗浄・消毒を行わなければなりません。その結果、治療スケジュールがズレ込むのです。
根管治療の流れ

根管治療の一般的な流れは、以下のとおりです。
検査と診断
まず、痛みの原因が虫歯かほかの病気かを見極めるために、視診やレントゲン撮影によって歯の状態を詳しく調べます。画像検査では、神経が炎症を起しているか、根の先に膿が溜まっているかなどを確認し、根管治療が必要かどうか判断します。
抜髄
麻酔をした後、歯を削って歯髄を露出させます。器具を使用し、感染した歯の神経や血管を取り除きます。
根管内の清掃・洗浄
神経を取り除いた後は、専用の器具と薬剤を使用して根管内の清掃と洗浄を行います。根管内をすみずみまで清潔にして再感染を防ぐために、洗浄と消毒を繰り返し行わなければなりません。
洗浄が完了するまでは複数回通院する必要があるため、次の通院時までの間は仮蓋をします。治療回数は、根管の本数や炎症の状態などによって異なりますが、3〜5回以上かかることが多いです。
根管充填
根管を綺麗に掃除した後は、薬剤を詰めます。専用の器具を使用して根管の内部に薬剤を充填し、隙間ができないように圧力をかけます。
被せ物の装着
最終的に、形成した土台をベースにした被せ物(クラウン)を装着します。見た目の美しさだけでなく、歯の強度を高め、細菌の再侵入を防ぐのも被せ物の役割です。
被せ物の装着が完了することで、根管治療は一つの区切りを迎えます。
定期検診
治療が完了した後も、定期的な歯科検診を受けることが大切です。治療部分に問題が起きていないか、虫歯になっていないかなど、定期的にチェックすることで、再発を防ぎます。
また、日常のケアも大切です。定期的なクリーニングや、適切なブラッシングを含むセルフケアを継続することで、治療した歯の寿命を長く保てます。
根管治療を中断するとどうなる?

根管治療は、感染した歯髄を取り除き、根管内部を無菌状態にすることで、再感染を防ぐ治療です。根管治療を中断すると、細菌を取り除けていない状態で放置することになるため、結果的に歯を失うリスクが高まります。
本来であれば、複数回の通院で完結するはずの治療が、中断されることで状態が悪化したり、さらに治療回数・治療期間が増えたりするケースもあるでしょう。「痛みがおさまったから行かなくていいのでは?」「何回も行く意味あるの?」など、疑問に感じた場合は、通院をやめるのではなく歯科医師に直接質問しましょう。
根管治療をスムーズに進めるためのポイント

ここでは、根管治療をスムーズに進めるためにできることを紹介します。
通院ペースを維持する
治療中は、歯科医師の指示どおりに通院することが大切です。治療を途中で中断すると、感染が再発するリスクが高まります。忙しくて通院が難しい場合でも、後回しにするのではなく、できるだけ予定どおりに治療を受けましょう。
自己判断で治療を中断しない
「治った気がするからもう通院しなくていいだろう」といった自己判断で治療を中断すると、根管内にまだ細菌が残っている状態で放置される可能性があります。その結果、数ヶ月後に再発し、より長期の治療が必要になることもあるのです。
治療を完了するまで、歯科医師の指示どおりに通院することが大切です。
日常生活を丁寧に過ごす
治療期間中は、患部にできるだけ負担をかけないように日常生活を丁寧に過ごすことが求められます。特に、治療中の歯で硬いものや粘着性のあるものを噛むと、痛みが出たり仮のふたが外れたりすることがあります。
食事の際は、なるべく反対側の歯で噛む、柔らかい食材を選ぶといった工夫をすることで、トラブルのリスクを減らせます。
また、睡眠不足やストレスが続くと、体の抵抗力が落ちて炎症が悪化することもあります。治療の効果を十分に引き出すためにも、規則正しい生活やバランスのとれた食事、十分な休息を意識することが大切です。
信頼できる歯科医院を選択する
根管治療をスムーズに進めるためには、信頼できる歯科医院を選ぶことも重要です。根管治療は、細菌感染のリスクが高い治療のため、適切な診断と治療計画が求められます。
根管治療の症例数が多い歯科医院や、専門的な設備を備えた歯科医院で根管治療を受けると、治療期間を伸ばさず対応できるかもしれません。通院時間や予約の取りやすさなども、治療期間に影響を与えるでしょう。
また、自由診療であれば、保険診療で使用できない器材を使用して治療ができます。細菌を取り除きやすくなったり、再感染を防げたりするメリットもあるため、自由診療を選ぶのもひとつの方法です。
まとめ

根管治療は、歯の内部に入り込んだ細菌を取り除き、歯を残すために行われる重要な治療です。根管は複雑な形をしており、複数回の洗浄・消毒が必要になるため、治療期間が長くなることがあります。
また、虫歯が重度に進行している場合や、通院の間隔が空いた場合も、治療が長期化する原因となります。
根管治療をスムーズに終えるためには、歯科医師の指示どおりに通院を続け、自己判断で治療をやめないことが大切です。時間がかかる治療だからこそ、正しい知識を持ち、納得したうえで最後まで治療を続けることが、歯を長く守ることにつながります。
根管治療を検討されている方は、松山市小栗の歯医者「小栗歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、地域密着型の歯科医院として、松山市の地域虫歯0を目指して患者様に常に向き合った治療を心がけています。予防歯科や矯正治療・小児矯正に力を入れながら、一般歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも対応しています。
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