MFTは何歳から?子どもの歯並びを矯正する前に知っておきたいこと
2026.02.21
こんにちは。松山市小栗の歯医者「小栗歯科」です。

MFTとは、口腔周囲の筋肉のバランスを整え、歯並びの改善を目指す治療法です。子どもの歯並びが気になっていて「何歳から始められるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。
MFTは、成長段階に合わせたアプローチを行うため、適切な開始時期が存在します。早く始めればいいわけではなく、子どもの成長や生活習慣を考慮することが重要です。
この記事では、MFTの具体的な開始時期や、メリット・デメリットについて詳しく解説します。お子さまの健やかな成長と美しい歯並びを実現するために、MFTの正しい知識を身につけましょう。
MFTとは

MFT(口腔筋機能療法)は、舌や唇、頬、呼吸といった口のまわりの筋肉の動きを整えるためのトレーニングです。歯並びそのものに直接力を加える矯正治療とは異なり、歯並びや噛み合わせに影響を及ぼす悪習慣を改善することを目的としています。
これらの習慣が原因で歯が正しく並ばない状態は、見た目だけでなく、発音や食事、呼吸にまで影響を及ぼすことがあります。MFTでは、口のまわりの筋肉を正しく使えるようにすることで、歯並びに影響を与える根本的な原因にアプローチしていきます。
なお、MFTは一度で完了するものではなく、継続して習慣化させることが大切です。
MFTの目的
MFTの主な目的は、口のまわりの筋肉の使い方を正しく整え、歯やあご、顔全体の発達をサポートすることです。舌を正しい位置に置く、唇をしっかり閉じる、正しい方法で飲み込むといった基本的な動作を身につけることで、歯並びや噛み合わせに良い影響を与えます。
歯並びの悪化や矯正後の後戻りを防ぐだけでなく、呼吸や発音、姿勢の安定にもつながるなど、さまざまな面で効果が期待されています。口周りの使い方を見直すことは、見た目のバランスだけでなく、健康的な成長にも役立つのです。
MFTは何歳から受けられる?

MFTは、基本的に口周りの筋肉の働きが安定してくる4歳ごろから始めることが多いです。
しかし、受ける年齢に明確な上限・下限はないとされています。幼児期、学童期、思春期、それぞれの成長段階に合わせて取り組むことで、自然な口腔機能の発達を支えられます。
正しい方法でトレーニングを続けられる心身の発達状態であれば受けられるので、お子さまの状態に合わせて検討することが重要です。
MFTのメリット

MFTのメリットは、以下の通りです。
顎の成長を促せる
MFTは、子どもの成長期にとくに効果を発揮します。舌や唇、頬の筋肉を正しく使うことで、あごの発達を正しい方向へ導けます。
あごの発達が不十分だと、歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが乱れる原因となります。MFTでは、呼吸や姿勢にも着目しながら口まわり全体のバランスを整えることで、自然な顎の成長を後押しし、将来の矯正治療が必要なくなる可能性もあります。
歯並びの乱れを防げる
MFTは、舌や唇、頬の筋肉の使い方を整えることで、歯にかかる不自然な力をコントロールします。その結果、歯が正しい位置に並ぶよう促され、歯並びの乱れを防ぐ効果が期待できます。
特に、口呼吸や舌の癖があるお子さまの場合、MFTを早い段階で取り入れることで、将来的な矯正治療の必要性を軽減できる可能性もあります。
口呼吸を改善できる
MFTによって正しい舌の位置や口の使い方を習得することで、口が自然に閉じられるようになります。これによって、無意識の口呼吸が減り、鼻呼吸が定着しやすくなります。
鼻呼吸が習慣化すれば、風邪をひきにくくなったり、睡眠の質が向上したりすることも期待できます。また、口まわりの筋肉が発達することで、表情が豊かになり、見た目の印象も良くなる可能性があります。
発音や嚙み合わせを改善できる
不正な舌の位置や動きは、サ行やタ行などの発音に影響を及ぼすことがあります。MFTによって舌や唇の正しい使い方を身につけることで、発音の明瞭さが向上し、言葉がより聞き取りやすくなります。
また、常に口が開いていたり舌で前歯を押したりする癖があると、噛み合わせが乱れやすくなります。MFTでこれらの癖を改善することで、上下の歯が正しく噛み合うようになり、咀嚼や発音の機能も安定します。
成長に合わせて柔軟に治療できる
MFTは子どもの発達の段階に合わせて行うことができるため、無理なく継続できるのが特長です。乳歯から永久歯へと移行する時期や、成長期の変化に応じてトレーニング内容を調整することで、自然な発育を促しながら歯並びや噛み合わせを整えるサポートが可能です。
また、個々の癖や生活習慣に合わせて指導が行われるため、子ども一人ひとりに合ったアプローチができる点も大きな魅力です。
MFTのデメリット

MFTには多くのメリットがありますが、注意すべき点やデメリットも存在します。始める前に確認しておきましょう。
効果が出るまでに時間がかかる
MFTは、習慣や癖を根本から直すことを目的としたトレーニングのため、すぐに結果が現れるものではありません。個人差はありますが、数か月から1年以上かかることもあり、継続的な努力が必要です。
患者さま自身の協力が必要
MFTは、指導を受けるだけで効果が出る治療ではなく、日々のくり返しによって成果が出るトレーニングです。そのため、続ける姿勢が何よりも大切になります。
特に小さなお子さまの場合、練習を自分で行うのが難しいこともあり、途中で飽きてしまったり、忘れてしまったりするケースもあります。こうした場合、身近で見守る保護者の方のサポートが大きな助けとなります。
トレーニングを続けるには、本人のやる気に加えて、ご家庭での声かけや励ましが欠かせません。
保護者の方のサポートも不可欠
子どもが自宅でMFTのトレーニングを継続するには、家族の理解と協力が欠かせません。特に、小さな子どもは、自分ひとりで練習を続けることが難しく、つい忘れてしまうこともあります。
保護者の方が練習の時間を決めたり、一緒に声をかけたりすることで、習慣として定着しやすくなります。家庭でのサポートは、MFTを続けるうえで大きな力となるのです。
保険適用外のため費用がかかる
MFTは基本的に自費診療となり、保険が適用されないケースが多くあります。そのため、治療費用は医療機関によって異なり、数万円から十数万円におよぶこともあります。
継続的なトレーニングが必要なため、総額としては高額になる場合もあります。
MFTの費用

MFTの費用は、歯科医院ごとに異なりますが、一般的には1回あたり3,000円〜1万円程度が相場です。また、月に1〜2回の頻度で通院するケースが多いため、年間の総額では数万円〜数十万円になる場合もあります。
なお、MFTは基本的に自由診療となるため、保険が適用されません。費用だけでなく、通院回数やプログラムの内容も含めて、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ

MFTは、舌や唇、頬などの口まわりの筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニングであり、歯並びや噛み合わせの乱れを防ぐうえで非常に有効です。特に、成長期の子どもにおいては、習慣や癖を早い段階で改善できるため、将来的な矯正治療の負担軽減にもつながります。
ただし、MFTは一朝一夕で効果が出るものではなく、継続的な努力と正しい方法での取り組みが必要不可欠です。保護者によるサポートと歯科医師の継続的なフォローがあれば、無理なく取り組んでいけるでしょう。
MFT(口腔筋機能療法)を検討されている方は、松山市小栗の歯医者「小栗歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、地域密着型の歯科医院として、松山市の地域虫歯0を目指して患者様に常に向き合った治療を心がけています。予防歯科や矯正治療・小児矯正に力を入れながら、一般歯科やホワイトニング、インプラント治療などにも対応しています。
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