床矯正とは?メリット・デメリットや対象年齢も解説!
2026.01.17
こんにちは。松山市小栗の歯医者「小栗歯科」です。

子どもの歯並びに関する悩みは、多くの保護者の方が抱える関心事のひとつです。見た目の美しさだけでなく、正しい噛み合わせや発音、食事のしやすさなどにも影響するため、早い段階で適切な対処を行うことが望まれます。
なかでも、床矯正(しょうきょうせい)と呼ばれる治療法は、歯を抜かずに歯列を整えることを目指せる方法として注目を集めています。
床矯正は、専用の装置を使って顎の幅を広げて、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保するのが特徴です。取り外し可能な点や、痛みが少ないことから、お子さんにとっても取り組みやすい矯正方法とされています。
今回は、床矯正とはどのような矯正方法か詳しく解説します。メリット・デメリットについても解説しますので、小児矯正を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
床矯正とは

床矯正は、取り外し可能な専用の装置を使用して、歯並びや顎の発育を整えていく治療方法です。治療に使用する装置は、個別に作製され、毎日装着することで徐々に顎の幅を広げたり、歯が正しい位置に並ぶためのスペースを作ったりすることを目的としています。
特徴的なのは、顎の成長を利用しながら歯列を整えていく点にあります。装置の中央にあるネジを歯科医師の指示どおりに回すことで、少しずつ口腔内に変化を与えていきます。
これにより、自然なかたちで顎の幅を広げることができ、永久歯が生えるための十分なスペースを確保することが期待されます。
また、床矯正の装置は取り外しが可能です。食事や歯磨きの際に取り外すことができるため、衛生的な管理がしやすいという利点もあります。
床矯正の対象年齢

床矯正は、子どもの成長に合わせて行う矯正治療であるため、始める時期がとても大切です。
この治療法の対象となるのは、6歳から11歳ごろの子どもです。この時期は混合歯列期と呼ばれ、乳歯と永久歯の両方が生えている段階にあたります。
顎の骨がやわらかく、成長の途中にあるため、床矯正の装置で無理なく顎の幅を広げやすく、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保しやすいのです。
床矯正を早めに始めることで、歯を抜かずに治療が進められる可能性が高まり、口元の見た目や噛み合わせのバランスも整えやすくなります。
一方で、年齢が進み、骨の成長が落ち着いてくると、床矯正だけで効果を得るのが難しくなる場合があります。歯並びに気になる点があるときは、早めに歯科医院で診てもらい、適切な時期に治療を始めることが重要です。
床矯正のメリット

ここでは、床矯正のメリットについて解説します。
顎の成長を促すことができる
床矯正は、子どもの顎の成長を助ける働きがあるのが特徴です。専用の装置を使って少しずつ顎の幅を広げることで、永久歯が生えるためのスペースをしっかりと確保できるようにします。
顎が適切に成長することで、顔全体のバランスが整いやすくなり、口元の印象も自然になります。また、上顎が狭いことで起こる口呼吸やいびきの軽減にもつながることがあります。体の成長と連動して、口の中の環境も健康的に整えていける点が、床矯正の大きな魅力です。
痛みが少ない
床矯正は、歯を直接動かすのではなく、顎の骨の成長を手助けすることを目的とした治療法です。装置のネジを少しずつ調整しながら、ゆっくりと顎の幅を広げていく仕組みなので、痛みを感じにくいのが特徴です。
初めて装置を装着したときや、調整直後にわずかな違和感を覚えることはありますが、強い痛みに悩まされるケースは多くありません。
こうした理由から、初めて矯正治療を受ける子どもにも取り組みやすく、治療に対する不安を和らげやすい方法といえます。
食事の制限がない
床矯正で使う装置は、自分で取り外すことが可能です。そのため、普段通りに食事を楽しむことができます。硬い食べ物や粘り気のあるものを無理に避ける必要がなく、食事内容に大きな制限もありません。
装置をつけたまま食べる必要がないため、装置に食べ物が詰まる心配も少なく、安心して食事を楽しめます。
成長期の子どもにとって、しっかりと栄養をとることはとても大切です。いつも通りの食事ができることは、身体の成長だけでなく、日々の生活のなかでのストレスを減らすことにもつながります。
口腔内を清潔な状態に保ちやすい
床矯正の装置は取り外しができるため、毎日の歯みがきがしやすく、お口の中を清潔に保ちやすいのが特長です。装置を外してから歯みがきを行えるので、すみずみまでしっかりと磨くことができます。
また、装置そのものも水洗いできるため、常に清潔な状態で使うことができます。汚れがたまりにくく、虫歯や歯ぐきのトラブルを防ぎやすくなる点は、子どものお口の健康を守るうえでも大きなメリットです。
床矯正のデメリット

床矯正には多くのメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。ここでは、床矯正の主なデメリットについて解説します。
治療できる時期が限られる
床矯正は、顎の骨が成長している時期に行うことで効果が得られやすい治療です。そのため、始めるタイミングがとても大切で、適した年齢を過ぎると希望する効果が得られにくくなることがあります。
特に、小学生の頃は顎の骨がやわらかく動きやすいため、床矯正に向いている時期とされています。
逆に、中学生以降になり骨の成長が落ち着いてくると、装置による変化が起こりにくくなります。このような場合には、別の治療方法が選択されることもあります。歯並びに気になる点があるときは、できるだけ早めに歯科医院で相談することが大切です。
歯を細かく動かすことはできない
床矯正は、顎の幅を広げて永久歯が生えるスペースを確保することを目的とした治療法です。そのため、歯を1本ずつ細かく動かしたり、角度を調整したりするような精密な動きにはあまり向いていません。
たとえば、歯のねじれや傾きを直したい場合には、床矯正だけでは十分な効果が得られにくいことがあります。こうしたケースでは、ほかの矯正方法と組み合わせて治療を進める必要があるでしょう。
どのような治療が合っているかは、口の中の状態によって異なるため、歯科医師としっかり相談しながら決めることが大切です。
治療期間が長くなることがある
床矯正は、顎の成長をゆっくりと促していく治療のため、効果が出るまでに時間がかかることがあります。装置で少しずつ変化を加えていく方法なので、短期間で終わるというよりは、数年かけて取り組むケースもあります。
さらに、床矯正の装置は自分で取り外せる点はメリットですが、決められた時間しっかり装着する必要があります。装着時間が足りない日が続くと、思うように効果が出にくくなり、治療期間が長引くこともあります。
そのため、お子さんが装着時間を守れるように保護者の方がサポートしてあげることも重要です。
まとめ

床矯正は、子どもの成長を活かして歯並びや顎の発育をサポートする矯正治療のひとつです。
取り外しができる装置を使うため、食事や歯みがきがしやすく、日常生活への負担が少ないのが特長です。また、顎の成長を助けることで、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作ることができ、抜歯を避けられる可能性もあります。
一方で、治療の効果が出やすい年齢が限られていることや、歯の細かい動きには対応しにくいといった注意点もあります。さらに、装着時間を守らないと治療が長引くこともあるため、子ども自身の意識やご家族の協力が大切です。
歯並びや噛み合わせが気になる場合は、早めに歯科医院で相談することで、お子さんに合った治療法を提案してもらえます。お子さんの将来の健康を考えるうえで、早期の対応はとても重要です。
小児矯正を検討されている方は、松山市小栗の歯医者「小栗歯科」にお気軽にご相談ください。
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